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仙台育英に憧れ入学 元U15日本代表1年砂涼人が公式戦初安打初打点 表情変えずも「嬉しい」


春季宮城高校野球中部地区大会で、仙台育英の1年生・砂涼人選手が東北学院戦で「7番二塁」としてスタメン出場。4回の無死三塁で右前適時打を放ち、公式戦初安打初打点を達成しました。仙台育英が7-0でコールド勝ちし、宮城大会への出場権を獲得。砂選手は元U15日本代表として期待されており、試合中にポジショニングや狙い球を調整する柔軟性と適応力が須江航監督に評価されています。砂選手は仙台育英への憧れから入学し、高い競争率の中で着実に実力を発揮しています。彼は今後、さらなる勝利に貢献し、「2度目の初優勝」という目標達成を目指して甲子園での活躍を誓っています。

仙台育英対東北学院 4回裏仙台育英無死三塁で右前適時打を放つ仙台育英・砂(撮影・木村有優)

<春季宮城高校野球中部地区大会>◇26日◇仙台市民球場ほか

仙台育英にあこがれて入学した1年生が躍動した。元U15日本代表の砂涼人内野手が、東北学院戦に「7番二塁」でスタメン出場。5-0の4回無死三塁で右前適時打を放ち、公式戦初安打初打点をマークした。試合は7-0で7回コールド勝ちし、2試合連続のコールド勝ちで宮城大会切符をつかんだ。

憧れの戦闘服を身にまとい、球場を駆け回った。砂は1戦目の聖和学園戦に続いてスタメンに名を連ねると、4回無死三塁の好機で打席が回った。「チームとしてゴロアウトが多かったので、ゾーンを少し高めに設定して、低めを捨てました」と試合の中で修正。これが功を奏した。「ゾーンに甘く入った球を捉えました」と右前適時打。表情は変えなかったが「内心はすごくうれしかったです」と、公式戦初安打初打点を喜んだ。

シンボルマークにちなんで“ライオン軍団”の異名を持つ仙台育英は、「日本一のチーム内競争」を掲げる。部員数は約80人。実力を兼ね備えた新戦力も加わり、競争はさらに激化している。その中で砂はしっかりと勝ち抜き、出場機会をつかみとった。須江航監督(42)は「1球ごとにポジショニングを微調整したり、打席の中で狙い球を変更したりなど、目の付けどころが非常に高く、適応力がある選手です」と絶賛する。

それでも、砂は決して気を緩めない。「レベルが高く、とても激しい争いなので、試合に出る喜びを感じるだけではなく、常に危機感を持ってプレーをしたいです」。中学まで岩手で育ったが、高校野球の舞台に仙台育英を選んだ。練習参加で味わった雰囲気が忘れられなかった。「選手同士で話し合いながらチームをつくりあげる感じがあったので、今後の野球人生にも役立つと思いました」。

22年夏の甲子園。悲願の東北勢初優勝を、テレビの前で見届けた。「小さい頃から甲子園で戦っている姿をみてきたので、憧れというものがありました」。それから3年後。憧れてきた地で、高校野球をスタートさせた。「『2度目の初優勝』という目標を達成できるように、自分が勝利に貢献出来る選手になりたいです」。次は甲子園の地で、自分の手で成し遂げるつもりだ。【木村有優】

◆砂涼人(すな・りょうと)2009年5月21日生まれ、岩手県出身。小学時代は帯島スポーツ少年団、洋野ベースボールクラブ、楽天ジュニアでプレー。洋野シニアを経て仙台育英に入学した。23年には日台国際野球大会東北選抜、24年にはU15日本代表に選出。同年にコロンビアで行われた「第6回WBSC U15 ワールドカップ」では初優勝に貢献した。右投げ右打ち。

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