
<DeNA2-4阪神>◇24日◇横浜
阪神湯浅京己投手(25)が、約2年ぶりの1軍昇格を果たした。昨年8月に国指定の難病「胸椎黄色靱帯(じんたい)骨化症」の手術を受け、完全復活への歩みを1歩ずつ進めてきた。
「思うように行かないこともたくさんあったけど、本当にたくさんの方に支えてもらって、ここまで来られた。お世話になった方々にたくさん恩返しできるように、1軍で投げている姿をいっぱい見せたい」
レギュラーシーズンでは、23年6月15日以来、679日ぶりの1軍登録。今季のウエスタン・リーグでは9試合で防御率2・00をマークし、直近4試合は無失点と結果を残してきた。
この日の試合前練習ではナインからも祝福。登板は無かったが、ベンチにも入った。藤川監督は「支配下の中にいる1人の選手として、1軍に昇格しています」とコメント。壁を乗り越え、アツアツな男が帰ってきた。