
広島床田寛樹投手(30)が24日、マツダスタジアムでの投手練習に参加し、野球界で注目される魚雷バットの使用に強い興味を示した。「使ってみたいなと思います。投手って基本詰まるので、そこに芯がくるのはいいんじゃないかって。気にはなります」。すでにメーカーに入手可能か確認するなど、投手として初の使用に意欲的だ。
今季はここまで登板4試合で2勝1敗、防御率1・50で滑り出した。打撃でも10打数3安打で、打率3割と好結果を残す。前回登板の19日阪神戦では3点リードの6回2死二塁で3ボールから打ちに行くほど、打撃に積極的な姿勢を見せる。22イニング連続無失点について聞かれても「いつかは止まるでしょう。特に何も考えていない」と一笑に付すも、打撃について話す言葉には熱を帯びた。
次回登板は26日DeNA戦が見込まれる。予想では左腕ケイとの投げ合いとなるが「たぶんきついんですよね」と打者としてのイメージも膨らせる。それでも「得点圏で打ちたい」と、投球だけでなく打撃での貢献も誓った。