
元ヤクルトの宮本慎也氏(54=日刊スポーツ評論家)が公式YouTube「解体慎書」を更新。元巨人の元木大介氏(53)が出演し、ヘッドコーチの経験や役割を語り合った。
宮本氏はヤクルト、元木氏は巨人でヘッドコーチを歴任。元木氏はタレントから転身し、19年に巨人のコーチに就任し、20年からヘッドコーチを務めた。
当時の原辰徳監督からは「好きにやってくれ。おまえが思ったようにやってくれ」と声をかけられたという。「監督が思っていること、要求しようとすることを先にやらないといけない。いかに監督を野球に集中させるか。野球以外のことが多いので」と監督とコーチや選手たちの橋渡し役として尽力した。
今シーズンの巨人の戦いについは「まず1点、先取点だよね。前半戦で3~4点取られると、その後もずるずるといく試合が非常に多いので。なかなか1発はでないから、たまに1発が出たときに負けちゃうので、それまでに1点、2点はほしい。後半は逆に逃げ切る。守りが早いと思われても、これだけ3割バッターもいなくてホームランも少ないわけだから」と解説した。
将来的にもう1度ユニホームを着る希望については「ありますね。野球人として生きてきましたし、野球やってなかったらこういう仕事もこないと思いますし、恩返しもしないといけない。自分ができることであれば、もう1度ユニホームを着たい」と話した。
宮本氏はヘッドコーチ時代に、元木氏のコーチ就任が決まった。「僕らコーチ陣で一番嫌だったのは『元木、コーチにしちゃったよ』と、本当に話してたんです。ちょっとあいつ入るとめんどくさいなと。野球自体がですよ。戦っていく上で」と警戒していたという。「僕もいつかユニホームを着たら、また戦いたいですね」と語った。