
日本サッカー協会(JFA)審判委員会は18日、都内でメディアに向けたレフェリーブリーフィングを実施し、荒木友輔審判員らをポーランド1部リーグに派遣していたことを明かした。
派遣期間は4月1日から21日。荒木審判員、三原純審判員、渡辺康太審判員がトップリーグ3試合を含む全4試合を担当した。
日本とポーランドの審判交流は08年からあったという。18年からJリーグでVARが始まったことで言語の障壁もあり、交流が一時中断。コロナ禍を経て、再開した。扇谷健司委員長がポーランド審判委員長と知り合いだったことから昨季にポーランド人審判員を招いてJリーグの試合を任せた。今季は互いに派遣し合う計画が進んだという。
扇谷委員長自身も現地で視察したといい「非常にいいレフェリングだったと思う」と高く評価した。先方の審判委員長からも「非常にハッピーだった。継続していきたい」と言葉をもらい、ポーランドFAとして交流を継続していく考えだったという。扇谷委員長は「国によってサッカーが違う。それをピッチで体感できるのは大きな経験大きな成長になる」と国際交流の意義を語った。【佐藤成】