
万博の街でも打ちまくり“カッコイイ~”をアピールする。日本ハム郡司裕也捕手(27)が、18日からのオリックス3連戦での爆発を誓った。同カード直後の21日からは、代打サヨナラ弾を放った11日西武戦のお立ち台コメント「さすがにオレ、カッコイイ~!」グッズがオンライン販売される。敵地でも存在感を示し、チームの勝利とグッズ販売のダブル貢献を狙う。
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郡司が、万博で華やぐ大阪に彩りを加える。敵地での首位との3連戦へ「この前(4~6日)3タテ食らってますからね。関西にいるファイターズファンは、いい思いをしてないと思うので、勝ちを見せたいですね」。京セラドーム大阪では昨季、敵地で最も相性が悪い4勝8敗の勝率3割3分3厘。昨季と前回対戦の無念を、ダブルで晴らす。
21日から発売される“カッコイイグッズ”の売り上げにも大きな影響を与える3戦だ。11日西武戦の延長12回2死から放った劇的な代打弾からの、おちゃめコメント「さすがにオレ、カッコイイ~」がプチブレーク中。「今(球団として)“かわいいシリーズ”をやってますけど僕は、誰もやってない“かっこいい”方に1人で突き進んでいこうかなと」。次は販売直前のかっこいい猛牛討ちで“名言”の認知を高めていく。
今季は本職の捕手で4試合、左翼、一塁でそれぞれ2試合ずつスタメン出場し、代打ではサヨナラ弾。どこで出ても柔軟に輝きを放つ姿は、まさに“ばんぱく郡司”だ。北海道から大阪万博への観光客へは「金曜日は日中、万博に行って夜は京セラ。土日はどちらかで京セラと万博か。そういうスケジュールでやってくれれば、最高の旅になりますね」とツアープランナーとしての才ものぞかせた。
15日ロッテ戦で1イニング8点を挙げた「海賊打線」だが、自身は出番がなかった。「めちゃくちゃいい打線ですけど“バランサータイプ”があまりいないと思う。『打線の中に1人郡司いたら楽だよね』みたいな。そんな役割ができれば」。孫の手のような、かゆいところに手が届く打撃を心がけ、F党を、かっこよく優しく包み込む。【永野高輔】