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【欧州CL】アーセナル・アルテタ監督「ここにいるのは彼のおかげ」4強進出で感謝伝えた相手とは


アーセナルは、UEFAチャンピオンズリーグ準々決勝でレアル・マドリードを突破し、16年ぶりに4強入りを果たしました。ミケル・アルテタ監督の指導の下、アーセナルは2戦合計5-1で勝利を収めました。試合はサンティアゴ・ベルナベウで行われ、アルテタ監督にとってキャリア最高の夜となりました。マンチェスターCでグアルディオラ監督のアシスタントコーチを務めた経験が彼を成長させ、個に依存しない組織力の高い戦術を展開しました。今季絶望となったFWカイ・ハバーツの代わりに、スペイン代表MFメリーノを「偽FW」として投入し、試合の鍵となるプレーを見せました。また、FWサカとマルティネリにアシストを提供し、勝利に貢献しました。

4強進出を喜ぶアーセナルの選手ら(ロイター)

<UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL):Rマドリード1-2アーセナル>◇16日(日本時間17日)◇準々決勝第2戦◇サンティアゴ・ベルナベウ

【マドリード=高橋智行通信員】スペイン出身のミケル・アルテタ監督(43)に率いられ、初優勝を狙うアーセナル(イングランド)が王者レアル・マドリード(スペイン)を突破した。アウェーで2-1と勝ち、2戦合計5-1。ベンゲル監督時代の08-09年以来、16年ぶりの4強進出となった。インテル・ミラノはバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)を下し、2季ぶりの4強入り。準決勝はアーセナル-パリ・サンジェルマン(フランス)、バルセロナ(スペイン)-インテル・ミラノとなった。

   ◇   ◇   ◇

試合終了のホイッスルは欧州の主役交代を告げるものだった。アルテタ監督の就任から5年4カ月。手塩にかけて育てたアーセナルの組織美が、高い個人技のRマドリードをのみこんだ。「魔法をかける」と表現される難攻不落のサンティアゴ・ベルナベウで勝利。「間違いなく、私の人生で最高の夜になった」。感無量の面持ちでそう語った。

同じスペイン人で希代の戦術家、グアルディオラ監督の薫陶を受けた。マンチェスターCでアシスタントコーチを務め、ディテールにこだわることを学んだ。個人に頼らず互換性を高めて組織力で戦う。2月にドイツ代表FWハバーツが負傷で今季絶望となると、パサーのスペイン代表MFメリーノをトップに抜てき。今回の2試合でも、ここが勝負のポイントとなった。

「偽FW」として中央のスペースを空けることで、左右ウイングが走り込む。第1戦の得点に加え、この日もスルーパスで右FWサカの先制点、後半追加タイムに左FWマルチネリの決勝点と2アシスト。立ち位置を変えるローテーションで、相手にボールの奪いどころをつかませない。そこへ全幅の信頼を寄せるライスがピッチ上の指揮者となり、攻守でシステムを可変。効果てきめんだった。

アルテタ監督は“ペップ”ことグアルディオラ監督について問われると「今朝、電話したよ。私がここにいるのは主に彼のおかげだ。私に監督としても選手としてもインスピレーションを与えてくれた。彼と素晴らしい4年間を過ごしたし、彼がいなかったら私はここに座っていなかった」。欧州最高峰の舞台が、新たな名将を誕生させた。

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