
<阪神6-6DeNA>◇2日◇京セラドーム大阪
阪神4番森下翔太外野手(24)が新たな記録を記した。
適時打を含む4安打で、4番での猛打賞は初めて。4本のうち2本が得点にからんだ。延長11回2死一塁で二塁手と右翼手の間に落ちた4安打は、サヨナラ打になりかけた。一塁走者の中野がホームを突くもアウトとなり、殊勲打は幻に。それでも安打量産で、4番の力を示してみせた。
「4番として必ず打たないといけない立場だと思う。チームを勝たせられるような一打っていうのは打ちたいなって思います」と、打線の軸に座る心構えを語ったことがある。言葉通りの働きをやってのけた。
1点を追った4回は佐藤輝の同点打に続き、右中間を破る勝ち越しの適時二塁打。「テルさんが打って同点にしてくれていたので、楽な気持ちで冷静に打席に入ることができました。勝ち越すことができてよかったです」と前を打つ佐藤輝に感謝したが、強打に豪打を重ねる。試合の流れを引き寄せる勝負強さが、森下の魅力だ。
3月29日の接戦を3-2で制したあと、藤川監督は「打つべく選手が打った試合は取らないといけない。4番が打っていますから、それは大切にしないといけない」と勝利の意味を表現した。チームの勝利を求めて、森下は打つ。チームは、森下が打った試合を必ず勝ちきる。そんな相互作用が、藤川阪神の推進力になる。【堀まどか】