
米大リーグ通算16勝のマック鈴木氏(49)が31日、新潟市の中学生軟式野球チーム、鳥屋野ベースボールクラブ(鳥屋野中)の選手30人を対象に野球教室を行った。同クラブの近藤森監督(31)の知人のつながりで実現したもので、マック氏が新潟市で中学生年代の野球教室を行うのは初めて。
キャッチボールの指導では、「次の動作に入れる捕球を」「握り直しを速くすること」と、ポイントを説明。実際に選手の様子を見て、「めちゃくちゃうまい!できてるやん」とおどろく場面も。投手陣には、1人ずつ投球練習を見ながら体の使い方などをアドバイス。エースの小林一平投手(3年)は「上半身の動かし方を教わった。すぐに今までとは感覚が変わった」と効果を実感していた。
マック氏は「理解力が高いです。みんな言葉を逃さないようにしていましたね」と選手の意識の高さを絶賛。「可能性だらけの子ばかり。新潟には原石がたくさんいる。それでもプロ野球選手が少ないのは自分自身に見切りをつけるのが少し早いのかな。続けてほしいです。地元の方々の応援や声援で、選手はもう1日、もう1年野球をやろうという気持ちになれると思うます」と話した。