
中日は、4月1日から本拠地開幕となる巨人3連戦をバンテリンドームで戦う。
巨人に今季から移籍した元絶対的守護神ライデル・マルティネス(28)の前で、新勝利の方程式を見せつける。
井上一樹新監督(53)にとって「ライデルの穴」は大きかった。移籍前には「もちろん必要不可欠。ライデルが残るのであれば(投手陣の)計算ができるからね。オレの熱意は伝えさせてもらった」と話していた。
だが巨人への移籍が決まり、春季キャンプから守護神争いは激化。新外国人としてジュニオル・マルテ投手(30=フィリーズ)、ナッシュ・ウォルターズ投手(27)と2人のリリーフ右腕を補強した。本命の松山晋也投手(24)がキャンプ中に上半身の張りで出遅れたが、開幕に間に合った。
3月30日DeNA戦は8回を清水達也投手(25)、9回は松山と新勝利の方程式で1点リードを守り切った。松山は「(昨年までの8回と)同じ気持ちとかはないが、ここから慣れていきたい。データを頭に入れながら」とホッとした表情で話していた。
井上監督が作り上げた強力リリーフ陣が、開幕から好調の巨人打線を抑え込み、「ライデルの穴」は過去の話にする。