
「大海キラー」発揮となるか。ソフトバンク川瀬晃内野手(27)が、連敗ストップに一役買ってみせる。
4月1日の日本ハム戦は、相手先発が伊藤大海投手(27)。川瀬はポストシーズンを含めて通算33打数14安打、打率4割2分4厘の好相性。昨季は伊藤と対戦した全6試合でスタメン出場した。「相性がいいとは全く思っていない」と警戒するが、その警戒心が奏功。「むしろ、日本ハムのエースなので緊張するんですよ。でもそのおかげでこのピッチャーを打ったら…と気持ちが燃える。やってやるぞ、みたいな。日本ハムのエースを打ってやるという気持ちだけです」と分析した。
今季はまだ打席に立てていないが、伊藤との相性を考えれば初スタメンの可能性もある。「試合に出られた時には初スタメンになると思う。インパクトを与えたいですね。自分の仕事や立ち位置をしっかりイメージして、それを全うするだけです」。チームは開幕3連敗中で、主軸の近藤健介外野手(31)も出場選手登録を抹消された。苦しい状況が続くが、川瀬は「僕が試合に出た時には流れを変える守備や一打を意識してやっていきたい」と頼もしい。スタメン出場に燃える男が、今季初勝利のピースになる。【只松憲】