
<FA杯:ブライトン0-0(3PK4)ノッティンガム・フォレスト>◇29日◇準々決勝◇アメリカン・エキスプレス・スタジアム
イングランド協会(FA)カップで、MF三笘薫(27)が先発したブライトンは、ノッティンガム・フォレストと延長を終えて0-0のまま突入したPK戦に3-4で敗れ、4強入りはならなかった。プレミアリーグでも3位と好調なノッティンガム・フォレストがFA杯で34年ぶりの準決勝進出を果たした。
三笘は日本代表としてワールドカップ(W杯)アジア最終予選を戦い、世界最速突破を決めた20日のバーレーン戦に先発したが、続く25日のサウジアラビア戦はコンディション不良でベンチ外。代表戦明け初戦で不安が残る中での先発だった。前半は好機に絡むことができず、0-0で折り返した。
後半19分、三笘は自陣ペナルティーエリア内でMFアンダーソンをスライディングタックルで倒した。三笘の左腕がアンダーソンの足にかかったとして、主審はPKの判定。だが、VARの結果、ノーファウルでPKは取り消しとなった。その後もゴールに絡むことはできず、同27分に退いた。
試合は0-0のまま90分間の戦いを終え、延長戦にもつれ込んだが、両チームのGKの好セーブもあってスコアは動かず、PK戦に突入した。とも2人目まで成功したが、ブライトンは3人目のMFヒンシェルウッド、4人目のMFディエゴ・ゴメスのキックがGKセルスに防がれ、PKスコア3-4で準決勝進出を逃した。