
<ドジャース-タイガース>◇27日(日本時間28日)◇ドジャースタジアム
昨季サイ・ヤング賞を受賞したタイガースのタリク・スクバル投手(28)が、ドジャース打線の長打力に沈んだ。
1回は大谷翔平投手(30)、ムーキー・ベッツ内野手(32)、テオスカー・ヘルナンデス外野手(32)を3者凡退。2回にトミー・エドマン内野手(29)の先制ソロで失点したが、3、4回は無失点ピッチング。代名詞となったチェンジアップにツーシームを交え要所を締めた。
だが、勝利投手の権利が目前に迫った2-1の5回に落とし穴が待っていた。1死一塁から大谷を二ゴロに封じるも、2死一塁から続くベッツに四球。T・ヘルナンデスに初球の96・6マイル(約154キロ)の直球を中堅後方への逆転3ランとされた。白星の権利まであとアウト1つとしていただけに、痛恨の1発を浴びた。6回から2番手ブレビアにマウンドを譲り、5回を80球、6安打1四球4失点2奪三振の内容だった。
スクバルは昨季31試合でメジャー最多タイの18勝、同単独トップの228奪三振、同2位の防御率2・38を記録。自身初のサイ・ヤング賞を受賞した。