
日本サッカー協会(JFA)は27日に東京都内で会見し、女子日本代表「なでしこジャパン」が4月6日に実施する国際親善試合コロンビア戦(大阪・ヨドコウ桜スタジアム、午後2時キックオフ)のメンバー23人を発表した。
2月のシービリーブスカップ(米国)優勝に貢献したGK山下杏也加、MF藤野あおば(ともにマンチェスター・シティー)は負傷のため選外となった。一方でWEリーグからは9人が招集されており、GK木稲(このみ)瑠那(サンフレッチェ広島レジーナ)と佐々木里緒(マイナビ仙台レディース)の2選手が初招集となった。国内組が増えたことで、戦術浸透や新戦力の発掘にも力を入れていく。
ニルス・ニールセン監督は「現段階ではいろんな選手を試してみたい、見てみたいというのがありまして、特に今回はWEリーグから前回より多めの選手を選んでいます。シーズン中ということでコンディション的にも問題ない」と説明した。
また、MF谷川萌々子(バイエルン・ミュンヘン)は26日(日本時間27日)のUEFA女子チャンピオンズリーグで負傷交代。「まだ正確な情報が入っていないので、リストには残している」(同監督)状況だが、メンバー変更となる可能性が出ている。
今回対戦するコロンビアは、シービリーブスカップでも対戦し、4-1で快勝している。その時は相手も大会2戦目とあってメンバーを入れ替えていた。ニールセン監督は「今回は全力で来ると思うのでまた違ったゲームになる」と予想した。相手にはドリブラー、カイセドがおり、前回の対戦でも得点を許している。打開力ある個をどう組織として封じていくか、日本らしい連動したグループでのより洗練された攻守が求められる。
佐々木則夫・女子委員長は「ニールセン監督の日本国内での初陣となるゲーム。アメリカでの好成績をスタジアムにおいて、躍動するなでしこをスタジアムで応援していただけたら」と呼びかけた。
選出されたメンバー23人は次の通り。
<GK>
1)平尾知佳(アルビレックス新潟レディース)
12)木稲瑠那(サンフレッチェ広島レジーナ)※
23)大熊茜(INAC神戸レオネッサ)
<DF>
4)熊谷紗希(ロンドン・シティ・ライオネス)
13)北川ひかる(BKヘッケン)
2)遠藤優(三菱重工浦和レッズレディース)
3)南萌華(ASローマ)
5)高橋はな(三菱重工浦和レッズレディース)
21)石川璃音(三菱重工浦和レッズレディース)
22)佐々木里緒(マイナビ仙台レディース)※
6)古賀塔子(フェイエノールト)
<MF>
8)清家貴子(ブライトン)
14)長谷川唯(マンチェスター・シティー)
18)杉田妃和(ポートランド・ソーンズFC)
10)長野風花(リバプールFC)
19)中嶋淑乃(サンフレッチェ広島レジーナ)
7)宮澤ひなた(マンチェスター・ユナイテッド)
17)浜野まいか(チェルシー)
20)松窪真心(ノースカロライナ・カレッジ)
16)谷川萌々子(バイエルン・ミュンヘン)
<FW>
11)田中美南(ユタ・ロイヤルズ)
15)上野真実(サンフレチェ広島レジーナ)
9)植木理子(ウェストハム・ユナイテッド)
※初招集