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エンゼルス菊池雄星、初めての開幕マウンドへ 厳しい冷え込み対策で1日早く敵地シカゴ入り


エンゼルスの投手、菊池雄星が移籍1年目で開幕投手として選ばれ、ホワイトソックス戦に登場する。菊池はチームからの信頼を背に、速球やスライダー、曲球に加え、新たにシンカーやスイーパーを導入し、投球の幅を広げた。オープン戦でも好調を維持し、万全の準備で開幕を迎える。菊池は過去にホワイトソックス相手に2勝2敗の成績があり、敵地シカゴでも寒さへの適応を考慮して早めに現地入りし調整を進めている。菊池がエースとしての責任を果たし、2025年シーズンの飛躍への第一歩を踏み出す。

エンゼルス菊池雄星(2025年3月24日撮影・菅敏)

メジャー7年目を迎えるエンゼルス菊池雄星投手(33)が27日、敵地でのホワイトソックス戦で初めて開幕のマウンドへ向かう。試合開始予定は、日本時間28日午前5時10分。移籍1年目ながらワシントン監督ら首脳陣から絶大な信頼を受け、大役を託された。

菊池自身も周囲からの期待を意気に感じ、オフから春季キャンプにかけて、例年以上に自覚を持って調整を続けてきた。軸となる速球、スライダー、カーブに加え、シンカー気味のチェンジアップ、スイーパーを増やすなど、投球の幅を広げる工夫を凝らしてきた。オープン戦最終登板となった21日のロッキーズ戦では6回途中1失点と好投。「開幕に向けて、非常にいい準備がこの春を通してできたと思います」と、納得できる状態まで仕上がった。

ホ軍相手には、過去通算2勝2敗、防御率4・85。敵地シカゴでは厳しい冷え込みが予想されるため、菊池自身の希望もあり、この日移動したチームより1日早い25日に移動。同地の気候に適応するため、独自の調整を進めた。エ軍のエースとなった菊池が、飛躍の期待を背に25年の第1歩を踏み出す。(シカゴ=四竈衛)

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