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菊池雄星、オープン戦最終登板は6回途中1失点 開幕投手へ「非常にいい準備ができた」


エンゼルスの菊池雄星投手がオープン戦最終登板をロッキーズ戦で行い、6回途中まで4安打1失点で好投。移籍1年目の開幕投手に指名された菊池は、自身の課題をクリアしつつ、チームへの貢献に意欲を見せた。菊池はチェンジアップを2種類に増やし、新たにスイーパーも駆使するなどスキルの向上を図っている。3月27日の開幕戦に向けて、キャンプ期間中に準備を整えたことに満足し、季節による変化や試合での対応に自信を持って臨む構えを見せた。菊池はシカゴでの開幕戦を前に、寒冷な気候への対策としてチームに先立って現地入りする予定。

オープン戦最終登板を終えた菊池は、開幕への抱負を語る。

<オープン戦:ロッキーズ4-3エンゼルス>◇21日(日本時間22日)◇アリゾナ州スコッツデール

【スコッツデール(米アリゾナ州)21日(日本時間22日)=四竈衛】移籍1年目で開幕投手に指名されたエンゼルス菊池雄星投手(33)が、本番へ向けて快調な仕上がりを披露した。ロッキーズ戦で6回途中まで4安打1失点と好投。オープン戦最終登板を文句なしの内容で締めくくった。

キャンプを打ち上げた菊池は、納得の表情でこれまでの足取りを振り返った。「課題をクリアしながら最後いい形で終われたと思います。要所はしっかり三振で切り抜けた。やりたいことをしながら自分の形が出てきたと思います」。走者を背負っても、後続を断ち切って5回まで無失点。6回に残した走者が生還し、失点となったが、危なげない88球だった。

メジャー7年目で初の大役にも、無用な気負いはない。昨オフ以来、チェンジアップを2種類に増やし、スイーパーも武器として加わった。「シーズンに入ってみないと分からないことはたくさんある。まずはキャンプでしたいことはできましたけど、これからシーズンではいろいろなことがある。あとはシーズンの中での対応になると思います」。体力、技術とも高いレベルを維持できたことに充実感をにじませた。

3月27日(同28日)の開幕戦の舞台となる敵地シカゴ(ホワイトソックス戦)が寒冷でもあり、菊池の希望でチームよりひと足先に現地入りして調整する。「ひとまず開幕に向けて、非常にいい準備がこの春を通してできたと思います」。やり残したことはない。開幕への思いを語る菊池は、確かな自信と、たくましさを身にまとっていた。

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