
右大腿(だいたい)二頭筋筋損傷で離脱中の丸佳浩外野手(35)が26日、川崎市のジャイアンツ球場で打撃練習を行った。
通常の打撃マシンで20分間振り込み、特有の「シュ!」というかけ声と快音が室内練習場に響き渡った。「自分の形で振るには問題ないんですけど、実戦ではどうしても自分の形を崩されながら打つので」と現状を説明。患部の張りと向き合いながら、可能な動きからこなしている。
22日ロッテとのオープン戦(東京ドーム)の走塁中に右足を負傷。開幕1軍は絶望的な状況になった。
現在は肉離れ離脱者用の復帰プログラムに則り回復を目指している段階。
1軍戦力として戻る日まで、走攻守の「走」の部分には特にこだわる。「どれだけ打てて投げられたとしても、上がったときにまた迷惑をかけることになるじゃないですか。僕の場合は走ってナンボだと思う。そこは自分の中で重要ポイントというか。そこがクリアできないことにはね」と力を込め、復帰に向けて歩みを進める。