
<DeNA5-2西武>◇22日◇ベルーナドーム
DeNA入江大生投手(26)が591日ぶりの1軍登板を果たし、3者凡退締めで“今季初セーブ”を挙げた。
3点リードの9回から登場し、初球からいきなり153キロをたたき出した。
先頭児玉に151キロ超えの剛速球を4球続けて空振り三振。代打炭谷には153キロ直球とフォークを使いながら153キロ直球で中飛、最後の打者平沢にも153キロ直球で右飛に打ち取った。この日は最速154キロをマーク。「まだ出るんじゃないですか」と復帰後も持ち味の速球で打者をうならせた。
試合前には作新学院(栃木)時代のチームメート西武今井と楽しく談笑。前日に3回4奪三振で圧倒していた同級生に対し「今井がねえ、良い刺激になります」と語っていたが、良きライバルにも負けず劣らずのピッチングを見せた。
三浦監督も「先頭にまっすぐだけで空振りを取った。1年半ぶりの1軍で緊張もあったと思いますけど、力のあるボールを投げたと思います」と評価。
入江は昨年5月に右肘クリーニング手術を受け、今季キャンプはB班でスタート。11日2軍のオイシックス戦で実戦復帰し、ゲーム参加という形で西武3連戦に合流している。【佐瀬百合子】