
<西武3軍7-7立正大>◇21日◇カーミニークフィールド
立正大のルーキー、椎木卿五捕手(新1年=横浜)が西武3軍戦で途中出場した。
「同じ高卒選手でも振りも違いますし、投手の球の強さもプロのレベルだなと率直に感じました」
打席では同い年、西武ドラフト3位の狩生聖真投手(18=佐伯鶴城)と対戦し、四球。それでも「高校生の中でもトップレベルの投手で、真っすぐの強さはすごいなと感じました」と体感した。
横浜では3年夏に神奈川大会決勝でサイクル安打をマークする離れ業をやってのけたものの、試合には敗れ、甲子園には届かなかった。高校通算16本塁打の打力にはプロ3球団から調査書が届いたものの、ドラフト指名はなし。立正大への進学を決めた。
この日対戦した西武龍山暖捕手(18=エナジックスポーツ)は、昨秋ドラフトで指名された唯一の高校生捕手。「意識しました」と苦笑いしつつ「肩、強いなと思いました。同じ捕手として負けたくないです」と強い思いを口にした。
目標は父・匠氏がかつてプレーしたプロの世界だ。「今日の相手の方々より、自分は4年後に上回っていないといけないので、そこを目指して」。実り豊かな日々が始まる。【金子真仁】