
<ウエスタン・リーグ:阪神2-13ソフトバンク>◇19日◇日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎
開幕ローテ入り黄信号だった阪神伊藤将司投手(28)が5回4安打無失点とゲームメークした。実戦4戦連続失点にも終止符。平田2軍監督も称賛した。試合は6回に福島、楠本の連続適時打で2点を先制したが、リリーフ陣が大崩れし、逆転で大敗した。試合後の平田勝男2軍監督(65)の主なコメントは以下の通り。
◇ ◇ ◇
-伊藤将は5回無失点
「よかったんじゃないかな。この前のナゴヤ(球場)よりスピードもあったし、キレも良かったし、徐々に上がってきてるよね」
-伊藤将も手応えあったと
「ナゴヤの時よりまたワンランク上がってるね。力強かった。ストレートもね」
-失点が続いていたが
「この前のナゴヤの時も(伊藤将が)『ちょっと感じ良くなってきました』ってね。2点は取られたけど、そういうことをちょっと俺と話してて。今日はこんな寒い中だったけど一番良かったですよ」
-1軍にも推薦できる
「いろんな1軍の絡み、ローテーションあるんで。その辺はなんとも言えないですけどね」
-スタメン左翼出場の井上が2回守備からベンチに下がった
「練習の時にちょっと(右)肘に違和感があるみたいなことを言ったんで。無理するなっちゅうことで。今日は冷えてたんでね」
-2失点の松原、8失点の森木には課題が残った
「あえて森木には最後まで投げ切らせるというか。そういうところで、どういう風に乗り切ってくれるかなと思ったけど。ファームなんで、そこを投手コーチとかとどういう方向性でということで。また明日から取り組めばいいんじゃないか」
-打撃では福島、楠本がタイムリーを
「福島は今日はアウトの内容も良かったし、タイムリーも見事だったし、盗塁も1つ決めた。持ち味を十分発揮してくれたよね。楠本はずっといいよ。打撃練習からしっかり、キャンプからずっと変わらずいい調子を維持してやってくれてる」
-1軍は
「1軍は、上が見てあれする(決める)んでね。今の選手たちがいつ呼ばれてもいいように、しっかり調子を上げさせるのと、そういうだけの話」
-外野守備でも好プレーがあった
「コンちゃん(コンスエグラ)もダイビングして取ったり(7回広瀬隆の右飛)、最後の中川(9回佐藤直の深い左飛を好捕)でも、点が開いても必死さっていうのは見えたんで。森木より、川原の四球2つね。川原もこの前はいいピッチングしたけど、今日のような、左打者に四球を出してるようじゃダメだよね」
-2軍では選手をいい状態に持っていくのが仕事
「いい状態と、いつ呼ばれてもいいように、こういう成績残してたら。上も状態がいい選手たちがいるでしょうから。いつ呼ばれてもいいような状態にしとくっていうことですよ」