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【日本ハム】伊藤大海、開幕戦の相手ソフトバンクと16に今季初対戦「ちょっとでも嫌な印象を」


日本ハムの伊藤大海投手は、16日にソフトバンクとのオープン戦に登板する。伊藤はこの試合を、4月1日の本拠地開幕戦で再対戦するソフトバンクへの前哨戦と位置づけ、相手に嫌な印象を与えると意気込む。前回の登板では無安打5奪三振無失点という完璧な内容だったが、今回は球数を意識し、効率的にイニングを伸ばすことを目指す。昨季、ソフトバンクとのCSファイナルステージ初戦での苦い経験から、今回は準備に余念がない。伊藤は「オープン戦だからといって言い訳を作りたくない」と、シーズン同様の集中力で臨むことを誓った。

16日のソフトバンクとのオープン戦に登板する日本ハム伊藤

“前哨戦”で圧倒し、本番での勝利につなげる。日本ハム伊藤大海投手(27)が、先発に指名されている4月1日の本拠開幕戦で対戦するソフトバンクと、16日に今季初対戦する。13日、札幌から福岡入り。オープン戦とは言え、昨季クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージで敗れた相手にしっかりリベンジし、開幕前に嫌なイメージを植え付ける。

    ◇    ◇    ◇

敵地でしっかり“タカ狩り”シミュレーションを行い、本拠地開幕戦勝利を引き寄せる。今季初のソフトバンク戦へ伊藤は「ちょっとでも嫌な印象を与えたい。意識的に行くところは行きたいですし。本当にシーズンと変わらないような感じで。オープン戦だからというのはあまりない。オープン戦でも点を取られたくない」と気を引き締めた。

前回登板の9日中日戦は6回から3イニング47球を投げ、無安打5三振無失点と、ほぼ完璧な内容で状態の良さをアピール。力でねじ伏せた前回から、狙いを少し変える。「球数がちょっと増えて来ているので、次は80球で5回ぐらいいけるような。1イニング15球ぐらいのイメージで。そういうコーディネートも含めてうまくできたら」。開幕まで約2週間。効率良く長いイニングを投げるイメージを、描いていく。

雪辱の思いも胸に、マウンドに上がる。昨季のCSは、満を持してロッテとのファーストステージの登板を回避し、ソフトバンクとのファイナルステージ初戦に登板したが、6回途中4失点KOされた。チームは結果的に3連敗し日本シリーズ進出を逃した。それ以来の福岡での登板に「記憶はもちろんあるし、すごく悔しかった。オープン戦のペイペイドームっていうイメージでは行きたくない」と、気持ちを高ぶらせた。

ソフトバンク戦後は順調にいけば、本拠地での23日ヤクルト戦が開幕前ラスト登板となる。準備段階とはいえ、常に気持ちのギアは入れながら課題を1つずつクリアしていくのが、大海流だ。「オープン戦だからといって、言い訳を作りたくない」。投手2冠のエースが、内容にも結果にもこだわりながら、最高の状態に仕上げる。【永野高輔】

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