
開幕投手が決まっている日本ハム金村尚真投手(24)が巨人とのオープン戦に先発し、本番前最後の登板を6回4安打1失点で終えた。「ここからは言い訳できない戦いが始まる」とシーズンを見据えた。
マウンドでの修正力が際立った。序盤は直球、変化球ともに「高めに浮いた」が、リリースの場所を前後に微調整。「自分の中でいい位置を見つけることができた」。2回に1発を浴びた岡本からは、6回に低めのスライダーで空振り三振。「(登板が)6回までと聞いていた。最後三振で締めたいと思った」と狙い通りに相手の主砲を斬った。
昨年11月30日のファンフェスで新庄監督から発表された開幕の舞台が、もうすぐそこまで近づく。「緊張が生まれてくると思う。でも今後のいい経験になると思うので、それをしっかり愉しみながらやっていければ」。大航海に出る準備は整った。