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【センバツ】選手宣誓で市和歌山・川辺主将が異例の問いかけ「高校野球は好きですか?」


2025年3月18日に開催されたセンバツ高校野球の開会式で、市和歌山高校の川辺謙信主将が選手宣誓を行いました。式は温かい日差しの中、未だ寒さの残る甲子園で行われ、32校の行進が励まされる拍手の中で行われました。川辺主将は、「野球人口が減少する中、高校野球は新たな時代を迎えている」と切り出し、「皆さん、高校野球は好きですか?」と問いかける珍しいスタイルを用い、部長と一緒に考えた宣誓を繰り広げました。また、「私たちは高校野球が大好きです」と述べ、先輩たちが築いてきた歴史と伝統を未来に繋げる責任を強調しました。そして「野球ができる喜びをかみしめ、支えてくれた全ての人たちに感謝し、未来のために全力でプレーする」と締め、その堂々とした宣誓には大きな拍手が送られました。

開会式リハーサルで選手宣誓をする市和歌山・川辺主将(2025年3月17日撮影)

<センバツ高校野球:開会式>◇18日

高校球児に春が来た。日差しが降り注ぐ中、寒さの残る甲子園で開会式が行われた。全32校が順番に行進。スタンドの観客から温かい拍手が注がれた。

選手宣誓は市和歌山の川辺謙信主将(3年)が堂々と行った。宣誓の中では野球人口にも触れ、「現在、野球人口が減少する中、高校野球は新たな時代に向かい、歩み始めています」と話した。さらに続けて「ここで改めて問います。みなさん、高校野球は好きですか?」と問いかけを交えた。部長と考えたという珍しい問いかけのスタイルをとり、高校野球の素晴らしさを強調。「私たちは高校野球が大好きです」と言葉をつないだ。

そして、「先輩方が紡いできた歴史と伝統あるこの大好きな高校野球を、さらに魅力あるものに発展させ、未来の高校球児へとつないでいく責任があります。私たちはいま1度、野球ができる喜びをかみしめ、今まで支えてくれた全ての人たちへの感謝を胸に、仲間を信じ、そして未来のために全力でプレーすることを誓います」と締めくくられた。堂々とした宣誓に大きな拍手が送られた。

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