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【日本ハム】「面白い選手」吉田賢吾が古巣相手に安打「打撃はすごくいいもの持っている」新庄監督


ソフトバンクから日本ハムに移籍した吉田賢吾捕手が、オープン戦で古巣との対戦に6番・三塁で出場し、左翼線を抜ける二塁打を放ちました。監督は彼の打撃センスを高く評価し、「面白い選手の1人」と称賛。しかし、三塁での守備については改善の余地があるとし、今後は捕手や一塁での起用を考慮しています。この試合はソフトバンクの和田選手の引退試合でもあり、吉田はセレモニーに参加し、感謝の意を示しました。吉田は開幕1軍を目指し、打撃でのアピールを続けています。

ソフトバンク対日本ハム 2回表日本ハム1死一塁、吉田は左二塁打を放つ(撮影・岩下翔太)

<オープン戦:ソフトバンク4-2日本ハム>◇15日◇みずほペイペイドーム

ソフトバンクから現役ドラフトで新加入した日本ハム吉田賢吾捕手(24)が15日、古巣との初対戦に「6番・三塁」でスタメン出場し、開幕1軍へアピールとなる1安打を放った。2回1死一塁の初打席で、大関の初球141キロのストレートを捉えた。鋭い打球は左翼線を抜ける二塁打。「古巣とかは全く気にせずにいった」と自身の打撃に集中し、2得点をお膳立てした。

新庄監督も新戦力の高い打撃センスに「バッティングはものすごくいいものを持っている。面白い選手の1人」と評価。ただ、三塁で先発した守備については、辛口だった。2回、三遊間への打球に追い付きそうで届かなかった。その後、一塁、捕手と3ポジションを試した上で「サードはもうないかな。捕るのも投げるのも。キャッチャーかファースト」と、まずは2ポジションでの起用を思い描いた。

この日は、ソフトバンク時代にともにプレーした和田の引退試合。吉田は前ソフトバンクの田中、早大OB石井、早実OB清宮幸らと試合後のセレモニーまでベンチに残って、和田の胴上げにも参加した。「ことあるごとに人柄が素晴らしい方。若い子に対しての目配り、気配りってところまでしていただいた。僕もその中の1人なんで」と、感謝の思いを行動に移した。

オープン戦は、初出場した8日中日戦で4安打を放って以降、スタメン出場した試合は4試合連続安打。「開幕1軍はもちろん狙っている。打つ方でどんどんアピールするだけ」。新天地で活躍する姿を見せることが、お世話になった大先輩への恩返しになる。【永野高輔】

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