
<プレシーズンゲーム:阪神-カブス>◇15日◇東京ドーム
カブスのクレイグ・カウンセル監督(54)が阪神戦前に会見を行い、鈴木誠也外野手(30)の起用法などについて語った。一問一答は以下の通り。
-現在の心境
選手はみんな非常に興奮していると思う。昨日の練習にも多くのファンが来てくれて、今日の試合の雰囲気がどれほどのものになるのか少し感じることができたと思う。通常、12時開始の試合はあまり好ましくはないが、今日はみんな朝ご飯は早く食べて、一番早いバスに乗ってこの球場に来ているから、みんな気持ちは高ぶっていると思う。
-鈴木の打順
まだ打順に関しては考えている段階だが、今日は2番で出場する。主に2番か3番を打つことになると思うが、彼にとっていい位置だと思うし、いい打者をたくさん並べて相手投手にプレッシャーを与えたい。
-鈴木と今永が日本でプレー
誠也に関しては、家族といられるということが彼にとって非常にいいことだと思う。シカゴでは物理的な距離もあって家族となかなか過ごせないが、彼が家族と一緒にいることは私にとっても喜ばしいこと。2人に言えることは、やはりプレッシャーはすごくあると思うし、緊張も避けられないだろう。彼らはとてもプロフェッショナルな対応をしているが、彼らに対するケアも大事な仕事だと思っている。
-先発のメリーウェザーについて
今日はブルペンデーになるから、リリーフ投手がたくさん投げることになる。ジュリアン(メリーウェザー)に関しては、今季のスプリングトレーニングで下半身が非常に安定していて、それが球速の増加につながっている。他の投手にも言えるが、特に彼に関しては球速が出ているということはとても重要な要素。
-鈴木の特徴について
対戦相手として見ていた誠也はとにかくきれいなスイングをして、無駄のないフォームで打っていた。選球眼、コンタクト力、そして強い打球を打つということを兼ね備えた珍しいバッター。彼にたくさん試合に出てもらうことが我々にとって大切だし、スタメン表に彼の名前をできるだけ書くのが私の仕事。
-練習試合2試合への準備
現代の野球ではたくさんの情報があふれていて、どんな情報でも手に入る環境だが、この2試合に関してはあまり情報がない。それが1つの楽しみになると思う。私のような古い人間にとってはちょっと好ましいことでもあるし、打者は前のバッターにボールのことを聞いたりすることになると思う。チームにとってそれがいいかはわからないけどね。選手はたくさんの情報があることにすでに慣れてしまっているから、その中でアジャストしていく形になる。投手に関してはとにかく攻め続けることが大事になると思う。打者に関してはダッグアウトで映像を見たりとか、球の軌道をチェックしたりすることができないから、それは楽しみな要素の1つだと思う。