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【DeNA】東克樹が試行錯誤新フォームと決別「捨てます。タスクいろいろあるとこんがらがる」


DeNAの東克樹投手は、新たなフォーム試行を経て、制球の乱れを経験した後、元の投球スタイルに戻る決断をしました。以前、ドジャースの山本投手を参考に、球速アップを狙い着地足の形を変えていましたが、その影響でリリースポイントが高くなり制球力が低下。そこで、球速を追求するよりも、自分の自然なスタイルに戻すことを選びました。彼は次の登板に向け、意識的にサイドスローのようなリラックスした気持ちで臨む意向を表明し、修正点を確認しつつ調整を進めています。

取材に対応するDeNA東(撮影・小早川宗一郎)

開幕投手のDeNA東克樹投手が、試行錯誤してきた新フォームの意識を脳内から捨て去った。

前回登板の7日阪神戦(甲子園)では3回途中4安打4失点2四球と安定せず。14日の楽天とのオープン戦(横浜)の先発マウンドへ「意識的にサイドスローぐらいの気持ちで。前回の登板で直すべきところは見つかったので、明日の登板は僕自身も楽しみです」と前を向いた。

自主トレ期間から、着地足のヒザをドジャース山本のようにピンとした角度で着地するフォームで球速アップに取り組んできた。しかし、その弊害でリリースポイントが約10センチ高くなり、今季は持ち味の制球が乱れていた。「(着地足の意識は)もう捨てます。球速も求めない。僕、そこまで器用ではないと思うので、タスクがいろいろあると、こんがらがる。サイドスロー気味に投げる部分を意識して、あとは自然とできていればいいかなと」と割り切った。

12日のブルペン投球もいつもより球数を増やして調整。修正点を洗い出し「僕自身はこの投げ方だなっていうのは改めて思いました」と手応えはつかんだ。開幕まで残り2登板、急ピッチで間に合わせる。【小早川宗一郎】

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