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【仙台】森山監督「J1に行っても十分な施設」新練習場&新クラブハウスで新たなスタート切る


J2ベガルタ仙台が、東北学院大学泉キャンパス内の新設されたベガルタ仙台フィールドで初練習を行いました。この場所での練習を記念するオープニングセレモニーも開催され、約130人のサポーターが集まりました。昨年6月、サポーターの協力で整備された天然芝グラウンドは見事に成長し、選手たちはその上で激しい練習に取り組みました。森山監督はこの施設を利用し、J1昇格を目指すと意気込みを語り、郷家主将も「芝のコンディションが良く、良いトレーニングができた」と感想を述べました。クラブハウスも運用を開始し、チームは新たな拠点からの開始に意気込みを見せています。森山監督は東日本大震災の追悼番組を見た経験を踏まえ、「サポーターと共に光を届けたい」と誓いました。

オープニングセレモニー後に仙台と東北学院関係者らで記念撮影(撮影・木村有優)

J2ベガルタ仙台が12日、「包括連携協定」を締結する東北学院大泉キャンパス内にある東北学院総合運動場ベガルタ仙台フィールドでの初練習を行った。

練習前には同練習場とクラブハウスのオープニングセレモニーが行われ、約130人のサポーターが訪れた。森山監督は「J1に行っても十分なくらいの施設を準備してもらったので、しっかりとグラウンドで成長して、目指すべき舞台に挑戦したいと思います」と意気込んだ。

思いがつまった芝生の上を戦士らが駆け回った。昨年6月、天然芝グラウンド整備のためにサポーターら約200人が集まり、手作業で芝の苗を植えた。それから9カ月。一面緑の天然芝グラウンドへと生まれ変わった。郷家主将は「芝の状態も良く、強度の高いトレーニングができました。芝がないところがなく、緑のじゅうたんでやっているようでした」と初練習を振り返った。

クラブハウスも運用を開始。広さはこれまでの約3倍にも及ぶ。クラウドファンディングなどの支援を得て、新拠点であらたなスタートを切ったチーム。主将は「結果で恩返しをしたいです」と覚悟を示した。

【木村有優】

○…普段はテレビを見ない森山監督だが、東日本大震災から14年を迎えた前日11日は追悼番組を見入ったという。「サポーターの方からも『ベガルタに助けられました』と言ってくださることがあります。元気づけるとか簡単なことは言えませんが、少しでもプラスになるというか、明るく光りが差し込むような存在になって、多くの人の心に寄り添っていきたいです」。これからも宮城を明るく照らしていきたいと、決意を新たにした。

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