
<UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL):リバプール0-1パリSG>◇11日(日本時間12日)◇ラウンド16第2戦◇リバプール
リバプール(イングランド)が16強で散った。ホームでパリサンジェルマン(フランス)に0-1と敗れ、2戦合計1-1のまま延長戦でも決着が付かず。突入したPK戦に1-4敗れた。
1-0と辛勝した第1戦に続き1点を争う展開となった。ホームで与えてはいけない先制点を許した。
前半12分、カウンターからFWデンベレが右のFWバルコラへ流し、ゴール前へ走る。GKアリソンとDFラインの間へ嫌なグランダーボールが入ってきた。アリソンが飛び出すが、先にスライディングでボールカットに入ったDFコナテの足に当たり、こぼれ球となったところをデンベレに拾われ、右足で流し込まれた
1点を追うリバプールは後半に猛攻を仕掛けた。8分にDFアレクサンダーアーノルドがシュートを放つと左ポストを直撃。自らボールを拾い直して左から折り返し、MFソボスライが押し込んだ。しかしVARチェックで一連のプレーの最初の段階でオフサイドが確認されてノーゴールとなった。
続く13分にCKからDFファンダイクがヘディングで狙ったが、パリSGのGKドンナルンマが右手一本でビッグセーブ。34分にはDFロバートソンのFKから途中出場したDFクアンサーがヘディングで狙ったが、ゴール左ポストに当たった。スコアは0-1のまま動かず、試合は延長戦に突入する激戦となった。
一進一退の攻防が続く中、パリSGに決定的な場面を作られた。延長後半4分、左から持ち込んだデンベレに右足でゴール右隅へシュートを打たれた。この危機に立ちふさがったのがGKアリソンだった。素早く体を飛ばし、左手一本でのビッグセーブ。勝ち越し点を許さなかった。
直後の同6分、足を痛めたDFコナテに代わって遠藤が登場。緊迫する1点勝負の中、センターバックに入った。パリSGに押し込まれる展開が続いたが、遠藤を中心にブロックを作り、入り込むスキを与えなかった。試合はPK戦に突入した。
ここで2人目のFWヌニェス、3人目のMFジョーンズがドンナルンマに止められて失敗。逆に先行のパリSGに4人全員に成功され、敗退となった。今大会は1次リーグを1位通過していただけに悔しい結末となった。