＜UEFAチャンピオンズリーグ（欧州CL）：バルセロナ3－1ベンフィカ＞◇11日（日本時間12日）◇ラウンド16第2戦◇バルセロナ
バルセロナ（スペイン）がホームでベンフィカ（ポルトガル）を3－1で下し、2戦合計4－1でベスト8進出を決めた。17歳のFWヤマルが1得点1アシスト、FWラフィーニャが2得点を挙げた。準々決勝ではドルトムント（ドイツ）とリール（フランス）の勝者と対戦する。
前半11分、17歳のヤマルが魅せた。右サイドからドリブルを仕掛け、巧みなシュートフェイントで相手2人をかわしてペナルティーエリア内に侵入。左足でラストパスを送り、最後は左から走り込んだラフィーニャが合わせて先制した。
その2分後にCKから37歳のDFオタメンディに同点ゴールを許したが、27分にもヤマルが右サイドから切れ込み、左足の柔らかなタッチでのシュートはゴール左隅に吸い込まれた。ヤマルは17歳241日で、欧州CLの1試合でゴールとアシストの両方を記録した最年少選手となった。
42分にはカウンターからDFバルデが中央突破し、ラストパスを受けたラフィーニャが左足で今大会11ゴール目。後半は両チームともに得点なく終了した。
ヤマルはUEFAの公式サイトで「チームメートのおかげ。とても楽にプレーできた。良いゴールでしたが、うまくいくときもあれば、いかないときもある」とコメントした。
バルセロナは8日にチームドクターのカルレス・ミニャロ・ガルシア氏が急死。試合前に黙とうがささげられた。2ゴールのラフィーニャは「辛い日が続いているけど、私たちにさらなる強さと決意を与えてくれた」。さらに最年少記録を樹立したヤマルについては「彼が素晴らしいレベルのサッカー選手であることの証明」とたたえた。
