
<オープン戦:中日3-4オリックス>◇11日◇バンテリンドーム
オリックスが1日韓国・斗山との練習試合(宮崎市清武)以来、対外試合7戦ぶりとなる1試合3得点以上を挙げた。
初回、「1番右翼」のドラフト1位麦谷祐介外野手(22=富士大)が中日の先発、高橋宏の153キロを左中間へ運ぶ二塁打。1死一、三塁から4番頓宮裕真捕手(28)の二ゴロ間に1点を先制した。
5回には先頭の太田椋内野手(24)が左前打。遊ゴロで1死二塁とすると、中日高橋宏のけん制が悪送球。さらに捕球した中堅岡林の三塁送球が乱れ、白球が転々としている間に太田が生還した。
1死一塁で再び1番麦谷。右翼への痛烈な打球に右翼手ブライトが目測を誤り、打球は頭上を越えて1死二、三塁と好機を広げた。続く途中出場の来田涼斗外野手(22)が左翼線へ2点適時二塁打を放ち、4点目を挙げた。
投げては先発のアンダーソン・エスピノーザ投手(27)が5回2安打無失点、4奪三振。3回まで中日打線に安打を許さなかった。4回、先頭の村松に右中間に二塁打を許すも、最後は5番カリステを152キロ高めの直球で空振り三振に仕留めた。この回2本のバットを折り、球威は抜群。開幕ローテ入り濃厚な2年目右腕が順調な調整ぶりを見せた。