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【阪神】工藤泰成1回無失点 初めて「24」ユニホーム「似合ってるかな」7日に支配下登録


阪神の育成ドラフト1位、工藤泰成投手がオープン戦で新背番号「24」で初登板し、1回無失点の投球を見せた。156キロの速球に加え、変化球も駆使し、3者凡退で締める好投を披露。デビューから6試合連続無失点の快進撃を続けている。師匠の藤川監督もその投球を称賛した。工藤投手は東日本大震災で被災した経験があり、震災から14年目の試合でも特別な思いを持って臨んでいる。彼は野球を続ける幸せを胸に、今後の活躍を誓った。

西武対阪神 5回、阪神2番手で登板する工藤(撮影・藤尾明華)

<オープン戦:西武1-0阪神>◇11日◇ベルーナドーム

7日に支配下登録された阪神育成ドラフト1位の工藤泰成投手(23=四国IL徳島)が、新背番号で1回無失点の快投を披露した。

「皆さん24番で投げている姿も初めて見ると思う。すごく楽しみにしてくれていると声援で感じました」

この日届いた「24」のユニホーム姿でマウンドへ。期待を背に受けると、先頭源田の初球にいきなり156キロをマーク。4球目の直球で二ゴロに打ち取ると、続く長谷川をフォークで、西川を直球でともに遊ゴロ。持ち味の剛速球だけでなく変化球も駆使し、3者凡退で終わらせた。

これでデビューから6試合連続無失点。快進撃を続けるルーキーは、夢に見た2桁背番号に顔をほころばせた。「『似合ってんじゃん』って。マウンドに行った時に原口さんとかにも言われましたし、誠志郎さん(坂本)にも言われました。すごく似合ってるかなと思います」。そんな初々しさとは正反対の堂々たる投げっぷり。藤川監督も「(変化球に)バッターも反応してましたしね。あとは球が高めに浮かないですしね。非常に良い状態じゃないかな」と目を細めた。

3月11日、東日本大震災の発災から14年。試合前には黙とうが行われた。秋田市出身の工藤は9歳の時に被災。東北出身者として強い思いがある。「地震もすごく(記憶に)鮮明に残っている。被害に遭われた方で、野球したくてもできない、できなかった方も、いたと思う。今日はそういう思いを、試合前に感じながら試合に臨みました」。野球ができる喜びを胸に、これからもマウンドで躍動する。【磯綾乃】

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