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【広島】床田寛樹は開幕2戦目先発へ、開幕森下と連勝発進狙う DeNA戦は得意球封印3回無失点


広島カープの床田寛樹投手がDeNAとのオープン戦で3回1安打無失点の好投を見せた。過去2年連続でチーム最多勝を記録した彼は、開幕第2戦の先発が有力視されている。今回の試合では得意のツーシームを封印し、他球種の仕上がりを確認。直球やカットボール、チェンジアップを駆使して順調な調整ぶりを見せた。新井監督も彼の調子に満足し、具体的な開幕戦プランは明かさないものの、良好な準備が整っていることを示唆した。床田の次回は18日の西武戦を予定。今後、開幕に向けて余裕を持ったスケジュールで調整を続け、シーズン開幕に挑む。

DeNA対広島 力投する広島先発の床田(撮影・浅見桂子)

<オープン戦:DeNA2-1広島>◇11日◇横浜

広島床田寛樹投手(30)がDeNAとのオープン戦に先発し、3回1安打無失点と好投した。オープン戦2度目の登板も好内容の投球で、次回登板が最後の調整登板となる見込み。2年連続チーム最多勝の左腕エースは、開幕2戦目の先発が決定的だ。

同一リーグの球団を相手に、得意球ツーシームを封印した。「他の球種でどれぐらい投げられるか。ツーシームはもともと良かったので、投げなくてもいいかなと」。1回1死二塁から佐野をカットボールで投ゴロに打ち取り、オースティンには内角直球を3球続けて三ゴロに切った。2回以降は筒香からチェンジアップで空振り三振を奪うなど、手の内を隠しながらも危なげない投球で調整登板を終えた。

順調な仕上がりに、新井監督は「何も言うことはない」と信頼を口にした。シーズンの登板日については「それは言えません」と伏せたものの、道筋ははっきりと見えた。次回は18日西武戦の登板が決まっている。22年以降はオープン戦3試合登板でシーズンに入っており、打席にも立つ次回登板から中10日と余裕を持って29日阪神戦を迎えることになりそうだ。新井体制下では2年続けて開幕連敗スタートとなっているだけに、開幕投手の森下に続き、2戦目に左腕エースを立てる。今季は2枚看板をぶつけて、藤川阪神を相手に連勝発進を狙う。【前原淳】

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