
東京ドームで行われるドジャースとの開幕シリーズで先発するカブス今永昇太投手(31)が、大谷翔平投手(30)との対戦に言及した。
地元テレビ局「マーキー・スポーツ・ネットワーク」が10日(日本時間11日)、ガーディアンズとのオープン戦に登板後に今永が取材対応した映像を公開。今永は地元メディアから大谷との対戦について聞かれると「僕は彼が日本にいる時に投げたことがなかったので、アメリカで初めて投げましたけど、またそれを日本でやれるってことは僕にとってもすごくいい進化になると思います」とコメント。大谷にどのような投球をするか考えているかとの質問には「もちろん大谷選手だけでもすごいですけど、大谷選手の後ろに並ぶバッターも彼ぐらいすごい選手がたくさんいるので、彼だけにフォーカスしすぎてもダメですし、それをしないのもダメなので、うまくいいバランスで打線を見れたらいいかなと思います」と、打線全体を意識して投球すると話した。
カブスのユニホームを着用して日本のマウンドで登板することには「自分が今まで日本時代に投げていた心境とはおそらくまた違った心境になると思うので、そこも楽しみにしたいと思います」。チーム全体で日本に行くことには「僕と鈴木選手が育った国のことを知ってくれるというのは僕らとしてもうれしいですし、日本からこっちに帰ってくる時にすごくいい街だね、いい国だねって言ってくれたらすごくうれしいです」と話した。
今永はこの日、ガーディアンズ戦に先発し計4回1/3を投げ、2本塁打を含む4安打4失点、4三振1四球。2回途中で降板し、3回から再び登板した。75球を投げ「今の時期はマウンドに上がる回数を増やすのが大事なので、欲を言えばもっと実戦を重ねて何回もやりたいですけど、このくらいの疲れが残るんだなっていうのが今日の学びでした」と振り返った。オープン戦は3試合で1勝0敗、防御率5・73となっている。