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【巨人】東日本大震災から14年 田中将大「育ててくれた東北への思い変わらない」復活へ決意新た


巨人の投手・田中将大(36)が、東日本大震災への思いを語った。ジャイアンツ球場での練習に参加しながら、震災当時の宮城での経験を振り返った。楽天時代に震災後の復興支援活動に参加し、24勝無敗で球団を初の日本一に導いた田中は、ユニホームが変わっても東北への思いは変わらないと述べた。そして、復興を形にすべく、今季も全力でプレーすることを誓った。昨季未勝利からの復活を期し、プロ19年目に向けて新たな決意を示した。

ジャイアンツ球場でキャッチボールを行う巨人田中将(撮影・佐瀬百合子)

巨人田中将大投手(36)が東日本大震災への思いを口にした。

川崎市・ジャイアンツ球場での練習に参加。前日9日阪神とのオープン戦(甲子園)で先発し、3回2安打1失点の粘投を見せた。

登板翌日はアップやキャッチボールで調整。「2011年3月11日は、楽天でプロ5年目のシーズン開幕を迎えようとしていた時期でした。宮城に戻り、訪れた被災地の光景は今でも忘れられません」と、痛ましい記憶を思い起こした。

震災後は、積極的に支援活動に参加。楽天のエースとして、13年には24勝無敗の活躍で、球団創設初の日本一達成に貢献した。今季から巨人の一員となったが、東北への思いを持ち続けてプレーする。「ユニホームは変わりましたが、僕を育ててくれた東北への思いは変わりません。震災を風化させないために、これからも自分に何ができるのかを考え、行動していきたいと思います」。

昨季未勝利からの復活を期す。プロ19年目へ「1試合1試合、1球1球に気持ちを込めて投げていきます」と決意を新たにした。

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