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騒然J2順位表「魔境すぎるだろ」昨季J1勢が未勝利、J3からの昇格組が全てPO圏内の第4節


北海道コンサドーレ札幌がジェフユナイテッド市原・千葉に1-3で敗れ、クラブ史上初の開幕4連敗となりました。この結果、札幌はJ2順位表で最下位に沈みました。一方、千葉は無傷の4連勝で首位に立ち、J3から昇格した大宮アルディージャも好調を維持しています。また、J2に復帰した富山や今治も上位を争う中、昨季J1から降格したジュビロ磐田やサガン鳥栖と共に順位が低迷しています。SNSでは「J2の魔境」などと話題になっており、昇格組の躍進と降格組の苦戦が注目されています。始まったばかりのJ2シーズンですが、J1昇格プレーオフ圏内にJ3昇格組が全て位置する逆転現象が起きています。

試合終了後、力なく引き揚げる札幌の選手(撮影・奥村晶治)

<明治安田J2:札幌1-3千葉>◇第4節◇最終日◇9日◇プレドほか

北海道コンサドーレ札幌がホーム開幕のジェフユナイテッド市原・千葉戦で1-3の敗戦を喫し、クラブ史上初の開幕4連敗となった。前半2失点。1-2の後半追加タイム2分にも3点目を献上し、試合後ブーイングを浴びた元鹿島アントラーズの岩政大樹監督(43)は「サポーターの皆さんに勝利を届けられなかったということを非常に悔しく思っているし、申し訳なく思っている」と語った。

昨季J1クラブが、まさかの低空飛行。サガン鳥栖も、ほぼ同じ事態に陥っている。前セレッソ大阪監督の小菊昭雄氏(49)を迎えたものの、開幕3連敗。前節は、J3から初昇格してきた岡田武史オーナー(元日本代表監督)のFC今治に、ホームで1-4の惨敗を食らっていた。

この日は敵地ハワスタに乗り込んでの、いわきFC戦。前半38分にオウンゴールで先制したが、後半開始わずか6分で同点弾を献上し、そのまま1-1で勝ち点1を分け合った。4連敗こそ免れたが、開幕4戦勝ちなしだ。

J1から降格してきたジュビロ磐田も、J3から復帰のカターレ富山にアウェーで1-3。早くも2敗目を喫している。

反対に、そのJ3からの昇格組が好調だ。この日、オリジナル10の千葉が札幌に完勝して首位に浮上したが、前日までの暫定首位は先に試合のあったRB大宮アルディージャだった。古豪と同じく、堂々の開幕4連勝。レッドブル社の経営参画を受け、J2復帰1年目でのJ1再昇格へ好スタートを切った。

昨季のJ3で3位だった富山もサプライズ。24年のJ2昇格プレーオフ(PO)で松本山雅FCと2-2で引き分け、年間で上位の規定で11季ぶりのJ2挑戦となる北陸のクラブが、第4節を終えて3勝1敗で3位。大型補強のV・ファーレン長崎や徳島ヴォルティスなど、J1経験クラブを上回っている。

今治も、初のJ2開幕戦こそブラウブリッツ秋田に初黒星の洗礼を浴びたが、第2節で初の勝ち点1、第3節で鳥栖に大勝。初の勝ち点3をつかんでいた。第4節は愛媛FCとの同県対決「伊予決戦」で劇的な逆転勝ち。1-2の後半37分からの5分間で2得点し、初の2連勝を飾った。順位も6位。まだまだ序盤とはいえ、J1昇格PO圏内に昨季J3の3クラブが全て入っている。

反対に、昨季J1の3クラブは厳しい状況。磐田が辛くも1桁の9位で、鳥栖が19位、札幌が唯一の勝ち点0で最下位20位に沈むなど逆転現象が起きており、SNSでは「J2魔境過ぎるやろ」「相変わらずの沼 J2の沼魔境リーグ 漆黒の闇編」「J2は魔境レベルも上がってるし二度と落ちたくないよね」「J3昇格組の大宮、富山、今治の3チーム全てがJ1降格組の磐田、鳥栖、札幌より順位上ってJ2魔境過ぎる」などの投稿で盛り上がっている。

◆J2順位表(第4節)

1位 千葉

2位 大宮

3位 富山

4位 徳島

5位 長崎

6位 今治

7位 仙台

8位 秋田

9位 磐田

10位 水戸

11位 大分

12位 藤枝

13位 山口

14位 熊本

15位 甲府

16位 山形

17位 いわき

18位 愛媛

19位 鳥栖

20位 札幌

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