
<明治安田J2:札幌1-3千葉>◇第4節◇9日◇プレド
北海道コンサドーレ札幌はホーム開幕となるジェフユナイテッド千葉戦で1-3で敗れ、クラブ史上初の開幕4連敗を喫した。前半2失点。1-2の後半追加タイム2分に3点目を献上して屈した。試合後ブーイングを浴び、岩政大樹監督(43)は「サポーターのみなさんに勝利を届けられなかったということを非常に悔しく思っているし、申し訳なく思っている」と話した。
開始直後、アクシデントに襲われた。GK菅野孝憲(40)が相手との接触による脳振とうの疑いで、前半8分にGK中野小次郎(26)と交代した。今季初出場の2メートルキーパーは「前半は(失点)0で行きたかったので、2失点してしまったのはチーム、僕含めて物足りないところ」と悔やんだ。3失点目は前に飛び出し、無人のゴールに決められた。「100%僕のミス」と反省した。
J2で唯一まだ勝ち点がなく、最下位と苦しむチームに追い打ちをかけるように、守備陣のケガ人も増えている。2戦連続欠場のDFパク・ミンギュ(29)は右ふくらはぎ、DF大崎玲央(33)は左ふくらはぎを痛めて欠場した。GK高木駿(35)も腰を痛めて離脱中。本拠地での初采配を白星で飾れなかった指揮官は「これまでと同じように簡単にボールを失い、4試合で10失点ですから、それは勝てない」と受け止めていた。【保坂果那】
○…今季初先発のMFスパチョーク(26)が、チームに今季初得点をもたらした。前半38分、ペナルティーエリア内でこぼれたボールを、右足でゴールにねじ込んだ。2万2000人超のサポーターが集まったホームでのチーム1号も「試合内容が悪くないのに、勝ち切れなかったことがとても残念」と複雑な表情だった。