
<明治安田J1:京都0-1福岡>◇9日◇第5節◇サンガS
アビスパ福岡MF紺野和也(27)が、自身今季初ゴールでチームに連勝をもたらした。
後半20分、ロングボールを途中出場のFWウェリントン(37)が前線で競り勝って頭で流す。「(ウェリントンは)ほぼほぼ勝つので」と仲間を信頼して走った紺野は、そのボールを受けてゴールを狙った。左足アウトサイドでタッチしてから放たれたシュートは、相手や観衆の予想とは異なる軌道だった。「カットインしてファーに打とうと思ったけど、(DFの)股が開いているのが見えたので、股抜きで打ったらうまくいった」。京都DFの股の間を抜けたシュートが、ニアサイドに決まった。
今季は開幕から全試合に出場し、5戦目にして初ゴール。「そろそろ取りたいなと思っていた。前節外していたけど、ゴールが近づいてきている感覚はあった。取れて良かった」と笑顔で話した。
チームは開幕3連敗の後に連続ウノゼロ勝利。「ベースに立ち返った。チーム全体としてしっかり組織をつくって、失点をまずゼロにする。そうしないと勝つ可能性は低くなると話をしてきた」と最悪のスタートからの復調は守備の改善がプラスに働いたことを明かし、今後の戦いに自信を見せた。