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【阪神】佐藤輝明「カモメポーズ」技あり2点打でOP戦打率.667 藤川監督「打ちにいきながら」


阪神の内野手、佐藤輝明がDeNAとのオープン戦で技ありの一打を披露しました。3番・三塁で出場した佐藤は、1点リードの5回裏1死満塁の場面でバッターボックスに立ちました。フルカウントの局面で相手左腕の庄司から外角の直球を逆方向に流し打ち、2点適時二塁打を放ちました。二塁に到達した佐藤は、手を激しくたたいてから「カモメポーズ」で喜びを表現しました。佐藤はカウント3-1から高めの球をフルスイングしたが、次の球で巧妙なバッティングに切り替え、ボールに合わせる作戦で見事なコンタクトを見せました。この試合以降も佐藤は安打を続け、オープン戦における打率を.667に保っています。監督の藤川は、そのバッティング技術と攻めの姿勢を高く評価し、開幕に向けた準備が整っていると見ています。

オープン戦・阪神対DeNA 5回裏阪神1死満塁、佐藤輝は左2点適時二塁打を放ち二塁でポーズする(撮影・上山淳一)

<オープン戦:阪神4-5DeNA>◇8日◇甲子園

阪神佐藤輝明内野手(25)が今度は技ありの一打を決めた。DeNA戦に「3番三塁」で出場。1点リードの5回1死満塁、フルカウントから左腕庄司の外角144キロ直球に逆らわず、逆方向へ華麗に流し打った。打球は左翼線の内側で弾み、リードを拡大する2点二塁打。二塁上では激しく手をたたき、最後は両手を広げて「カモメポーズ」で締めくくった。

「最後、打てるところに(ボールが)来たので良かったです」

対応力の高さを見せつけた。カウント3-1からの5球目、高めの真っすぐをフルスイングして空振り。追い込まれてからの6球目はほぼノーステップでコンタクトを意識した。強振せず、ボールに合わせる形でスイング。「タイミングの修正というか、そういうのができたかなと思います」と胸を張った。

藤川監督も打席での工夫、成長に目を細めた。「打ちにいっている姿がありますから」と攻めの姿勢を評価した上で「打ちにいきながらボールを見極めるとか、それが重要なんじゃないかと。打ちにいきながら打つ。打ちにいきながら見送る。見送りにいきながら打つというのはすごく難しい。そういう部分での押し引きですね」と分析した。

5、6日の侍ジャパン強化試合から帰還し、代打出場した前日7日のDeNA戦の中前打を含め、オープン戦に出場した全4試合連続で安打を記録。9打数6安打の打率6割6分7厘と春季キャンプからの好調を維持している。

キャンプ中にも手応えをつかんでいた90度を目いっぱい使った全方位打法で、オープン戦安打の打球方向は右翼2本、中堅2本、左翼2本とバランスもいい。開幕まで残り約3週間。新3番の本番突入が待ち遠しい。【古財稜明】

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