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大谷翔平の兄・龍太監督のトヨタ自動車東日本が白星発進「新チームになり1つ勝ってうれしい」


トヨタ自動車東日本はJABA東京大会で茨城トヨペットを3対1で下し、監督の大谷龍太が初勝利を飾りました。試合後、大谷監督は選手たちが主役であることを強調し、守備のエラーを今後の課題としました。試合終盤、バントの指示を出し冷静さを求める場面も見られ、明日以降も予選リーグ突破を目指して連勝を狙います。大谷龍太は1988年生まれで、過去に水沢駒形野球倶楽部や四国IL・高知などでプレーしており、2012年にトヨタ自動車東日本に加入しました。同社の野球部は2005年に一旦休部しましたが、2012年に岩手で再建されました。

茨城トヨペット対トヨタ自動車東日本 初勝利のトヨタ自動車東日本の大谷監督(左)は勝利投手の中里からウイニングボールを受け取る(撮影・柴田隆二)

<JABA東京大会:トヨタ自動車東日本3-1茨城トヨペット>◇8日◇神奈川・等々力球場

ドジャース大谷翔平投手の兄・龍太監督(36)が率いるトヨタ自動車東日本が、白星発進した。

試合後の一問一答は以下の通り

-初陣を勝利

監督になってから結構言っていただくんですけども、正直あんまり。選手があくまで主役ですので、新チームになって、そういう意味で一つ勝ったのがすごくうれしいです。

-試合を振り返って

中盤とかに守備でちょっとエラーが出たりだとか、そこが最後ああいう形になってしまった。そこを詰めれないと、ちょっとやっぱりなかなか勝っていけないのかなと思うので。そこは今の課題かなと思ってます。

-最後は監督自らマウンドで声をかけた

ケース的にもバントのケースだと思ってたので、焦らずにいこうと。あの場面ではまだ変えるつもりはなかったので、頑張ってくれというところで声をかけさせてもらいました。

-監督としての1勝の味は

選手、コーチ、監督とやってるときで、ちょっとずつやっぱり変わってはくるんですけど、よりやっぱりチームの勝敗がダイレクトに自分の責任というかと感じるのが強いので。それで結構勝った時も、負けたときも悔しいんだろうなと思います。

-明日以降について

予選リーグをまずは突破することを一つの目線として、去年のオフからやってました。強豪のところがばかりですけれども、何とか2つ連勝をして、まだJABA大会予選リーグ突破したことがないので、まずはそこを1つ目標にしたいなと思います。

◆大谷龍太 おおたに・りゅうた。1988(昭63)3月20日生まれ、奥州市出身。前沢高を卒業後、水沢駒形野球倶楽部、四国IL・高知を経て、12年にトヨタ自動車東日本へ加入。コーチ兼外野手としてプレーし、18年には都市対抗に出場。22年からはコーチに専念していた。187センチ、90キロ。右投げ右打ち。

◆トヨタ自動車東日本野球部 12年春、関東自動車工業野球部として岩手県野球連盟に登録された。静岡県で活動していた関東自動車工業野球部は05年に休部したが、12年春に岩手工場がある金ケ崎町で復活し、四国ILでプレーしていた大谷龍太ら選手13人でスタートした。12年夏にはトヨタグループ2社との統合によりトヨタ自動車東日本となった。18年に都市対抗出場。出身のプロ野球選手は13年西武ドラフト5位の山口嵩之投手。本社所在地は宮城・大衡村。金ケ崎町には岩手工場、グラウンド、合宿所がある。

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