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【ACLE】神戸飯野七聖が手指脱臼も「そんなことで休めない」と奮闘 攻守で左サイド活性化


ヴィッセル神戸のMF飯野七聖が、AFCチャンピオンズリーグ・エリートでの光州FC戦で負傷を押して奮闘し、チームの8強入りに貢献しました。飯野は試合中に左手の薬指を脱臼しましたが、途中交代するまで攻守に渡って活躍を続けました。特に左ウイングとしては慣れない位置ながらも、攻撃では幅を取り守備でも献身的な動きを見せました。怪我人が多いチーム事情の中で連戦にも参加し、「どの試合でも活躍したい」という意欲を示し、次の試合に向けて意識を高めています。

神戸MF飯野七聖(2025年3月4日撮影)

<AFCチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)神戸2-0光州(韓国)>◇5日◇ラウンド16第1戦◇ノエスタ

ヴィッセル神戸がホームで光州FC(韓国)を下し、8強入りに前進した。

この試合では左ウイングに入った飯野七聖(28)が痛みを抱えながらも戦う姿勢を見せ続けた。

飯野は前半18分に相手との接触プレーで左薬指を脱臼。同33分にも同箇所を痛めてもん絶したが、「せっかくのチャンス。そんなことで休むわけにはいかない」とピッチに立ち続けた。

2月26日京都サンガF.C.戦に続く左サイドでの出場。右サイドを本職としてきた飯野にとって慣れない逆サイドだが「左では幅を取って、1対1の仕掛けや背後のランニングを意識してやっている」と役割を認識。「僕のところでプレスバックして相手に前進させないところ、守備の強度は意識して試合に入った」と振り返った通り、守備でも献身的に走った。

後半12分には相手の裏を取って惜しいシュートを放ち、同21分にはキレのある動きで左サイドを突破。同33分に交代するまで、攻守で存在感を示し続けた。

けが人が続出するチーム事情の中で、2月からの8連戦では全試合に出場。ハードスケジュールにも「試合に出られるのは最高。どの試合でも1番活躍してやろうっていう気持ちでやっているので、疲れは大丈夫」と走りきった。

チームの苦しい時期に戦い続けた背番号2は、連戦を終えても充実感を口にしなかった。「(勝って)気持ち的に晴れたということはあまりない。危機感しかないので。今日は今日で終わったので、また次に向けていい準備をして、またチャンスがあればそこで活躍するだけ」。離脱者が戻ってくる今後も出番を得ていくため、早くも次の戦いに目を向けた。【永田淳】

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