
<AFCチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)神戸2-0光州(韓国)>◇5日◇ラウンド16第1戦◇ノエスタ
ヴィッセル神戸がホームで光州FC(韓国)を下し、アウェーでの第2戦にはずみをつけた。
序盤は6バックで守る光州を相手に、ボールを持ちながらも崩しきれない展開となったが、前半20分に相手の隙を突く。右サイドで持ったMF佐々木大樹(25)が左足で入れたクロスにMF井出遥也(30)がヘディングシュート。体を開いてうまく流したシュートはバーにはじかれたが、はね返りをFW大迫勇也(34)が頭で押し込んで先制に成功した。
9分後には再びサイド攻撃からネットを揺らす。右サイドに抜け出した大迫がクロスを入れると、ニアに走り込んだ井出が再び頭で合わせ、今度は枠に収めて追加点を挙げた。
後半はチャンスを作りながらも追加点を挙げられなかった神戸だが、光州の攻撃にも落ち着いた対応で完封。2点のリードを守り、優位な状況で第2戦につなげた。
山東泰山(中国)の途中撤退により1次リーグ5位に転落し、第2戦をホームで戦えるアドバンテージを失いながらも「まずはホームでしっかり勝つ」と話していた吉田孝行監督(47)の言葉通り、ホームで先勝。神戸が8強入りを引き寄せた。
第2戦は12日に光州のホームで行われる。