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大谷翔平のいたずらミニポルシェに乗って映え撮影 ドジャース展が虎ノ門ヒルズで開始


ロサンゼルス・ドジャースの没入型体験イベント「ドジャースエクスペリエンス展」が東京・虎ノ門ヒルズで始まった。このイベントでは、大谷翔平選手をはじめ、歴史的場面を再現した映像空間やSNS向けの「映えスポット」などが用意され、参加者はインスタグラムなどでシェアできる体験が可能だ。また、VR技術を利用した体験や、展示品の観覧も魅力の一つで、本物のチャンピオンリングを指にはめることができる特別な体験も提供されている。日本でチームのファンにロサンゼルスを訪れたような感覚を味わってもらうことが目的で、展示は2月30日まで行われる。週末には高価なパスは即座に売り切れ、多くの注目を集めている。

ドジャース大谷翔平(2025年2月28日撮影)

新たなSNSの「映えスポット」となるか。米大リーグ、ドジャースの没入型体験イベント「ドジャースエクスペリエンス展」が5日、東京・新橋の虎ノ門ヒルズで始まった。球団OBの斎藤隆氏(前DeNA投手コーチ)がテープカットを行い「ブルックリン時代のユニホーム、ジャッキー・ロビンソンがいた時代など、古いファンにはたまらない」と魅力をアピールした。

インスタグラムなどSNS投稿ができるように「体験」を前面に打ち出している。大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希らの等身大パネルを抜けると、ドーム型会場で歴史的場面の映像空間に入る。上位パスの購入者は、20年ワールドシリーズ優勝時のチャンピオンリングを指にはめて撮影可能。昨年ワールドシリーズの優勝トロフィーも間近で見られる。

さらに進むと、昨年のワールドシリーズで着用した大谷のユニホームや「40-40(40本塁打&40盗塁)」達成時のベース、ベッツのゴールドグラブ賞、斎藤氏ら歴代のボブルヘッド人形なども展示されている。

ユニークな「映えスポット」は、先日、大谷がロバーツ監督に駐車場で仕掛けた「いたずら」で使用された「ミニポルシェ」だ。実際に乗って、写真撮影ができる。ロバーツ監督が大谷の車に仕掛けた、写真入りカラーボールまで用意されている。

没入型の最たるものは、VR体験(最上位パスが必要)だ。ド軍のユニホームに着替えてグリーンバックのスタジオで投球フォームとスイングを撮影すると、ドジャースタジアムでプレーしているかのような合成動画となる。この動画はスマートフォンでダウンロードできる。また、VRゴーグルをつけて、大谷や山本の投球を体感できるコーナーも用意されている。山本のスプリットは、実際に昨年のワールドシリーズでヤンキースのジャッジを三振に仕留めた場面のデータを使用している。

ド軍のマイケル・スペトナー・ビジネス担当部長は「たくさんの日本人がロサンゼルスを訪れているが、来られないファンのために疑似体験できるようにした」と話した。

展示は5日から30日まで虎ノ門ヒルズ・ステーションタワー45階の「TOKYO NODE GALLERY」で。すべての体験が可能な最上位入場券「レジェンドパス」は平日8000円、土日祝日8600円。既に売り切れとなっているが、関係者によると、今後に再発売が検討されている。【斎藤直樹】

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