
前ロッテ監督の井口資仁氏(50)が4日(日本時間5日)、NHKBS1で中継されたレッズ-ドジャース戦の現地解説を務め、ドジャース佐々木朗希投手(23)のオープン戦初登板を見守った。
佐々木は5回から登板し、3回2安打2四球5三振で無失点と好投。最速は99・3マイル(約160キロ)をマークした。
井口氏は「1イニング目から素晴らしい速球を投げてましたね。スピードがなかなか出ないとキャンプ中に言われてましたが、初球から99マイルが出ましたし、その中で変化球、スプリットもしっかりと放れたと思います」と評価した。
試合後には佐々木とも対面。「本人にもインタビューさせてもらって、ほっとした表情はしてました。その中でさらにスライダー、フォークと、開幕は2週間後に控えますから、しっかり調整してくれると思います」と語った。
今後の課題については「初回は引っかけたり抜けた球もありましたし、コントロールは課題になると思います。アリゾナは乾燥してますのでコントロールは難しい面もあるんですけど、佐々木朗希投手はもっといいフォークもありますので、このあたりも磨きがかかってくると思います」と期待した。
井口氏は18年から22年までロッテ監督を務め、22年に佐々木が完全試合を達成した試合でも指揮を執っていた。