
3月5、6日に行われる「ラグザス侍ジャパンシリーズ2025」のオラン代表との強化試合(京セラドーム大阪)の前日会見が4日、大阪・堺市内のホテルで行われた。侍ジャパンからは井端弘和監督(49)、吉川尚輝内野手(30)が、オランダ代表はエバートヤン・トフーン監督、元ヤンキースでメジャー通算134発のディディ・グレゴリアス選手が出席した。主な一問一答は以下の通り。
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-両監督へ、互いのチームの印象は
井端監督 元メジャーリーガーの選手もいますし、バランスの取れた素晴らしいチームだと思います。明日は全力で戦えたらいいのかなと思います。
トフーン監督 日本はいつも素晴らしいですが、今回は比較的に若い選手を多く選出されたんですが、明日は先発の投手の方もいらっしゃいますが、WBCの経験もあるということで、日本と戦うことを楽しみにしています。
-強化試合でここを見てほしいポイントは
井端監督 スピードある選手もいますし、長打が打てるバッターも半分以上そろえたつもりでいます。その辺を見て頂ければいいかなと思います。左でいいバッターがいます。何とかそこのところに当てられるように左の中継ぎに頑張ってもらいたいなと思います。
トフーン監督 非常に数名、素晴らしいパフォーマンスをしている日本のチームと戦えることを光栄に思っています。この試合、9月のヨーロッパ選手権、来年のWBC控えていますし、いい経験になると考えています。全ての選手にいい経験になると考えています。この強化試合で困難に打ち勝っていくことがいい経験になります。今回28名の選手を連れてきました。これが成長のための大きなチャンスになると考えています。
-WBCに向けて、この強化試合はどのような位置づけ
井端監督 あと1年後にWBCありますので、この3月の強化試合、11月の強化試合の2回しかないので、選手にはいいパフォーマンスを見せてもらえればいいかなと思いますし、レギュラーシーズンもあるので、さらなる成長を期待しています。
トフーン監督 ほぼ同じ答えになってしまいますが、メジャーリーグ、マイナーリーグの選手たちも見ていますけど、今回のチームのメンバーたちも、この機会に彼らのレベルがどういうものか、どういった力を見せてくれたらと思っています。
-5日の先発投手は? その選手に期待することは
井端監督 宮城大弥投手。強化試合で3イニングの予定でいますけど、いい流れをつくってもらえたらいいかなと思いますし、まだまだ調整段階の中ですけども、いいパフォーマンスを見せてもらえればいいかなと思います。
トフーン監督 ケビン・ケリー。彼はプレミア12でもプレーをしましたし、ウインター・リーグでもベネズエラとも対戦して非常にしっかりとやってくれました。明日もそのようなパフォーマンスを見せてくれることを期待しています。
-吉川選手へ、2回目の侍ジャパンのユニホームというのは
吉川 このユニホームを着ることは目標でもありますし、こうやって強化試合ですけど、すごく選んでいただいてうれしく思います。いい調整も出来ているので、明日はいいアピールが出来るようにやっていきたい。
-グレゴリアス選手へ 日本の印象
グレゴリアス 日本のチームは常に素晴らしいと思っています。また多くのメジャーリーガーも輩出していますし、素晴らしい選手がたくさんいらっしゃる。またその選手のみなさんが良くなっていっていらっしゃるということを対戦できることを楽しみにもらっています。
-選手2人に、WBCに向けてどんな思いを持っているか
吉川 まずはレギュラーシーズンがあるので、そこで結果を残していかないといけないですし、結果を残して来年のWBC出られるように、選んでいただけるように、まずアピールしてやっていきたなと思います。
グレゴリアス 同じ答えになりますけども、これからのシーズンをやっていきたいですし、またWBCに向けてともに戦っていく素晴らしいチームでも結団している仲間もいますし、チームとして成長していきたい。また新しいメンバーも入ってくるかと思いますので、楽しみにしています。