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元なでしこ、37歳永里優季が現役引退 11年W杯初優勝に貢献「30年前初めてボールを蹴り」


日本女子サッカーの象徴的存在である永里優季が、現役サッカー選手としてのキャリアを終えることを発表しました。彼女は11年W杯の優勝に貢献し、ロンドンオリンピックでは銀メダルを獲得しました。長年支えてくれたサッカーについて永里は「最後にはサッカー選手としての目標に近づけた」と振り返ります。引退の決断については「燃え尽きるまでやり切った」との思いを表明。今後の展望について「新たなミッションを見つけ、次のステージに進む準備ができた」としています。彼女は今後もサッカーの世界で新たな役割を見つける決意を示しました。

永里優季(2012年6月20日撮影)

サッカー元女子日本代表FWで、11年女子W杯ドイツ大会で日本の初優勝に貢献した永里優季(37)が3日、現役引退を発表した。自身のインスタグラムで「プロとしての章に幕を閉じることを決めました。30年前に初めてボールを蹴って以来、フットボールは私の人生そのものでした」とつづった。

公式サイトでも「この度、プロサッカー選手永里優季としての章を閉じることにしました」と記した。30年間続けたサッカー競技については「やりたくなかったのにこんなに長くサッカーやるとは思っていなかったけど、やっと最後はなりたかったサッカー選手に少しでも近づけたかなという気持ちです」と振り返り、「燃え尽きるまでやり切った。このステージでプレーする気力を完全に使い果たしました」ともつづった。

12年ロンドン五輪では主力として銀メダルを獲得。昨季は米女子プロリーグNWSLのダッシュでプレー。20年には当時神奈川県2部リーグだった男子チーム「はやぶさイレブン」に期限付きで加入するという、新たなチャレンジもしていた。

次の舞台に向けても言及。「サッカー選手としての道を終えることは、単に何かを手放すことではなくて、新しいミッションを見つけたことでもあります。次のステージへ進む覚悟がやっと持てたのかなと、今はとても晴れやかで、スッキリとしています」と思いを記した。

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