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【DeNA】丸刈りバウアーが復帰会見「前回は優勝できなかった思いを持って来日」単年総額9億円


2年ぶりにDeNAに復帰したトレバー・バウアー投手が入団会見を行い、横浜に戻る喜びを語りました。前回は優勝できなかった悔しさを胸に、今回はセ・リーグや日本の野球文化を熟知した状態で臨むと語り、ファンの熱狂を楽しみにしていると述べました。彼は2020年にサイ・ヤング賞を受賞しており、MLBでの実績は申し分ありません。23年にはDeNAで10勝を挙げ、24年はメキシコで10勝0敗の成績を収めてリーグ最優秀投手賞を獲得しました。背番号は以前と同じ「96」で、契約総額は600万ドル規模と報じられています。

入団会見に臨むDeNAバウアー(撮影・江口和貴)

最強助っ人が帰ってきた。2年ぶりに古巣復帰が決まったDeNAトレバー・バウアー投手(34)が3日、横浜市内の球団事務所にてネイビーのスーツ姿に丸刈りヘアで入団会見に出席。会見前に自らのYouTube用のカメラを設置して「みなさんこんにちは。横浜に戻ってくることができてうれしく思っています。ベイスターズには顔なじみの選手がたくさんおりまして、前回は優勝することができなかった。その思いを持って来日することにしました」と話した。

前回と変わったことを尋ねられると「文化的にも日本野球的にもセ・リーグというリーグに関しても熟知している。前回よりも準備ができた、整った状態かなと」。頼もしい言葉を口にした。さらに印象を問われると「ハマスタに戻ってくることができて光栄に思っています。ファンの熱狂もタオルも覚えております。そういったことが楽しみに感じています」とワクワクした様子だった。

バウアーは2月27日に来日すると、翌28日からさっそく球団施設DOCKで始動。1軍の名古屋遠征に帯同しなかった強化組ナイン全員に向け「見慣れた選手、新しくベイスターズに来た選手、皆さんにお会いできてとてもうれしいです。いろいろ質問などあれば答えたいと思っているので何でも聞いてください」とあいさつしていた。

20年のサイ・ヤング賞をはじめ、MLBでの実績は申し分ない最強助っ人。電撃来日した23年は加入当初こそ、日米の野球の違いから適応に苦しんだものの、10勝4敗、防御率2・76でチームをけん引していた。

球団とは昨季から定期的に交渉の場で話し合いを重ねてきた。昨季はメジャー復帰を目指してメキシコでプレーしたため、日本からは離れたがメキシコでは昨季、14試合の先発で10勝0敗の好成績を積み上げて年間最優秀投手賞を獲得していた。背番号は2年前と同じ「96」に決定し、単年契約で年俸、出来高含めて契約総額600万ドル規模(約9億円)になった。

◆トレバー・バウアー 1991年1月17日生まれ、米カリフォルニア州出身。カリフォルニア大ロサンゼルス校から11年ドラフト1巡目(全体3位)でダイヤモンドバックス入り。インディアンス(現ガーディアンズ)を経て19年7月にレッズ移籍。コロナ禍のため短縮シーズンになった20年に防御率1・73で最優秀防御率に輝き、サイ・ヤング賞受賞。21年ドジャースへ移籍。23年1月に契約解除となり、DeNAと1年300万ドル(当時約4億500万円)で契約。24年はメキシカンリーグのメキシコシティーでプレーし、10勝0敗でリーグ最優秀投手賞に輝いた。185センチ、92キロ。右投げ右打ち。

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