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ロッテ山本大斗外野手(22)がダイナマイトな当たりで猛アピールに成功した。
韓国・ハンファとの練習試合に「4番左翼」で先発出場。4回、投手が代わり、前打者の中村奨が左前打で出塁した。無死一塁で「スタメンだったんで、しっかりアピールしようと思って打席に入ってました」とカウント1-0から右腕の135キロ低めの直球を捉え、推定飛距離130メートルのバックスクリーン直撃弾にした。2日連続の本塁打に「今日は完璧でした。ストレートを狙って入っていけたので、それで自分のバッティングができたんで良かったです」とうなずいた。
オフの修行が結果につながっている。昨年11月に志願しオーストラリアのウインターリーグに武者修行。もちろん相手は対戦経験のない投手ばかりだった。この日の本塁打も、1打席目とは違う投手。「しっかりベンチで観察して。ウインターリーグの時にそういうとこもやってきたんで、そこも含めてよかった」と結果につなげた。「打席の中で感じて、ストレートがちょっとシュートしてたりとかもあるんで。その中で感じて、しっかり打席の中で工夫できるようになった」と手応えを感じている。
「大斗」の名前から吉井監督からつけられたあだ名は「ダイナマイト山本」。「長打力が持ち味なんで、そこでも打点をつけられると思う。ランナー一塁でもしっかり自分の打撃ができたら」。フルスイングで、本塁打を量産していく。【星夏穂】