
ドジャース大谷翔平投手(30)は21日(日本時間22日)、投球、打撃、走塁と「三刀流」のフルメニューを消化した。キャッチボールなどの投手編を皮切りに、室内ケージ内での打撃編、最後はサーキットトレとベースランニングの走者編と、多彩な練習で徹底的に体をいじめた。
締めのベースランニングでは、投手役、打者役も加わり、タイミングを計りながらスタート。より実戦を想定した内容だった。その間、随時データを取りながら、独特の大きなストライドでダイヤモンドを駆け巡った。付き添ったトラビス・スミス・トレーニングコーチは、昨年とのデータ比較について「ベターだよ」と、すでに高水準を維持していることを明かした。
今後、大谷のオープン戦が出場するタイミングについて、ロバーツ監督は状況を語った。「彼が準備できていると聞けたのはいいこと。もうすぐだろう。もし来週後半に、彼が(試合に)出てきても驚かないだろう」。大谷自身、前日の段階で「感覚的には、もう試合に出られる感じ」と話しており、25年の初実戦は秒読み段階に入ってきた。