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<オープン戦:楽天7-7阪神>◇22日◇沖縄・金武
阪神が今季初オープン戦に臨み引き分けとなったが、前川右京外野手(21)、佐藤輝明内野手(25)の2人にアーチが出るなど、2ケタ安打を放った。虎のオープン戦初戦の引き分けは14年広島戦以来、11年ぶりとなった。
先制は阪神だった。3回2死一、三塁で、5番大山悠輔内野手(30)がオープン戦チーム初適時打。初の対外試合で、藤川監督が今季の構想とする5番で仕事を果たした。
さらになおも2死一、二塁で、前川が則本の直球を捉えて右翼へ2ラン。右翼席後方のネットに直撃する特大アーチとなった。
4回に3番手岩貞が3点リードを追いつかれるも、直後の5回無死、佐藤輝が楽天ルーキー右腕の低め変化球をすくい上げ、右中間へソロ本塁打。主砲クラスが小気味いい当たりを連発した。
投げては先発の村上頌樹投手(26)が2回1安打無失点と好投。初の実戦登板となった新助っ人ニック・ネルソン投手(29)は1回無安打も内野ゴロの間に1失点。試合は5-7の7回に梅野の三ゴロの間、島田の右前適時打で追いつき引き分けとなった。