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<具志川便り>
阪神湯浅京己投手(25)が22日、韓国・ハンファ戦(具志川)で約7カ月ぶりに実戦復帰する。予定は1イニング。難病の「胸椎黄色靱帯(じんたい)骨化症」と診断され、昨年7月10日の2軍戦を最後に戦列を離れていた。
21日はワクワク感を胸にしまい、丁寧に投げ込んだ。ブルペン捕手を約1メートル下げて投球。それでも直球には伸びも強さもあった。縦のスライダーなど変化球も一通り投げて、ちょうど30球で前日調整を終えた。
回復は極めて順調だ。12日には術後初めて打者と相対したシート打撃で150キロを計測。17日には2度目のシート打撃もこなした。藤川監督も「僕はフラットに見なければいけない立場だけど、心のどこかではやっぱり頑張ってくれと。ファンの方の思いと一緒ですね」と期待は大きい。22年の最優秀中継ぎ右腕が、復活を告げる。【柏原誠】